子どもたちがつくった小さな花かごが出迎える中、5月第2週の礼拝が持たれました。
説教は、イエスさまが山に登られてお話しされたといわれる「山上の説教」の直前の箇所、マタイによる福音書4章23節~5章2節より「この群衆を見て」というお話でした。
イエスさまは、「山上の説教」の冒頭で、弟子たちに「幸いだ!貧しい人たち」と語り始めたのですが、それは、本当に虐げられて貧しくされて苦しんでいた群衆たちこそが「幸い」とされた人たちなのだという宣言だったのです。「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」というイエス・キリストの宣教のはじまりは、律法を守り献金もすることができて自分達こそ救われた者だと考えていた人たちこそが、悔い改めなくてはならないのだという、まるで世直しのような出来事だった。だから、神殿で粛々と律法を守り礼拝をささげることができた律法学者やファリサイ派からは危険視され十字架刑へと向かわなくてはならなかったのですね。

イエスさまの向いておられる方を見る者でありたいと願います。

講壇花 講壇花