今年の平和の詩で、上原美春さんが「平和な世界はわたしたちがつくるのだ」と力強く詩っています。召された方々の慰めを祈るだけでなく、今を生かされている私たちが、「平和をつくる」ことそのものが真の慰霊だと教えられます。それはヨハネの手紙が訴えていることでもあります。ヨハネは、くり返し、愛の実践と愛の勝利を伝えているのです。
「愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します。」(4:18)
キング牧師の言葉を想い起します。
「暴力はただ憎悪を増すだけである。暴力に暴力で報いることは暴力を増し、すでに星のない夜空に、より深い暗黒をつけ加える。暗黒が暗黒を追い出すことはできない。ただ光だけが、それをできるのだ。憎悪が憎悪を追い出すことはできない。ただ愛だけが、それをすることができるのである。」(柴田良行)2021年6月20日週報