5月末に、沖縄バプテスト連盟女性会「平和をつくり出そう」特別委員会の編集で、戦争体験証し集『未来につなぐ平和のことだま』が出版されました。首里バプテスト教会からも6名の姉妹があかしを寄せてくださり掲載されています。戦争を様々な形で体験した方々の証言もありますし、間接的に戦争経験を聞いてきた「戦後」世代の証言もあります。また、2004年に沖縄で開催された第10回アジアバプテスト女性大会以降、3バプテストで培われた交わりからの言葉も載せられました。

編集委員は、原稿収集にとても苦労したそうです。実際、戦争経験を原稿にするのは心身ともに大変なことです。首里教会ではこれまで礼拝等で証しをお願いしていたこともあり、皆さん協力していただくことが出来ましたが、経験を文字にするのはどんなに言葉を尽くしても満足できないものではないでしょうか。それでも、今回は親や祖父母から聞いた経験も含めて原稿にすることで、むしろより多様な証し集になったと思います。この証し集に励まされて、さらなる証しが集められていくことを願っています。わたしが「平和をつくりだす」ためのはじめの一歩を、ここからはじめてみませんか。(柴田かおり)