我が家は今、衣替えの作業に真っ最中です。洗濯物にふと目をやると家内のTシャツに「Soit gentil et tiens courage」とプリントされています。以前も見かけていたのですが、私の拙いフランス語力では、「優しい」「勇気」ぐらいしか分かりません。辞書を引いてもちょっと意味が取れないので、ネットで調べてみると、なんとこれはアンネ・フランクが日記の裏表紙に記した「優しくあれ、そして勇気をもて」という言葉であることがわかりました。彼女は十五歳のオランダに住んでいた普通の少女なのでスペルミスやオランダ語からの直訳があるのも無理はありません。ですが、この言葉は普遍的な価値がある言葉ではないでしょうか。ホームページにこの言葉をモットーとして載せている教会もあるぐらい、クリスチャンにも共感が持てる言葉だと思います。(I.Y)2023年5月7日週報