礼拝に来ることの難しい方々を訪問して「主の晩餐式」の礼拝をすることを「出張晩餐」といいます。
16日、高齢で長時間座っていることが難しい教会員の方をお訪ねして、ご一緒に礼拝しました。お約束の時間に行くと、すっかり準備を整えて待っていてくださいました。「主の晩餐式」の後、いつも応答のお祈りをされるので、お尋ねしたところ、今日は聖書個所を示されたのでお分かちしたいとのこと。それは、イザヤ41章10節、13節でした。
「恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな、わたしはあなたの神。勢いを与えてあなたを助け、わたしの救いの右の手であなたを支える。」「わたしは主、あなたの神。あなたの右の手を固く取って言う、恐れるな、わたしはあなたを助ける、と。」
少しづつ弱っていかれるご自身の身体と向き合いながら、誠実に神さまと向き合い生きておられるこの方の信仰を見せていただいた気がしました。感謝でした。
以下、主の晩餐式の説明をします。
首里バプテスト教会では、毎月第一日曜日の主日礼拝で「主の晩餐式」を行っています。イエス・キリストが十字架にかかる前に、弟子たちとともに食事をされたときにパンとぶどう酒をみんなで分かち合って、この儀式をずっと行うようにとおっしゃられたことが始まりです。カトリック教会ではミサで必ず行う式ですが、プロテスタント教会では月一回の教会が多いようです。バプテスト教会では、この式は十字架で流された主イエスの血と体を記念する(思い出して感謝する)ための式として「主の晩餐式」(聖餐式と呼ぶこともありますが、意味合いが違うことから出来るだけ主の晩餐式と呼んでいます。)を行っています。