木曜日の午前10時半から行っている「女性聖書研究」は、今、『新約聖書』というテキストを学んでいます。富田正樹さんが書かれた、中学校のキリスト教学向けの教科書です。中学生向けなのでやさしいのですが、しかし、とても内容の深いテキストで、特に女性が学ぶのに多くの示唆があり楽しいです。

7月25日、いつも8月は夏休みにしているので、その前にちょうど4章が終わりました。イエスさまの誕生に始まる新約聖書の学びも、いよいよ5章から受難への道行きに向かっていきます。4章最後は、イエスさまの近くにいた女性たちについての学びでした。「女性の敵は女性」などと言われますが、実は教会の中でも年代の違う女性同士の関係は少々フクザツ…。クリスチャン同士なのに・・・と思われるかもしれませんが、家族のように近いとそれはそれで厄介事も増えたりするわけで、クリスチャンといえども人間は赦されなくてはならない存在であることに変わりはないのです。「女性聖書研究」に来ておられる女性たちは母親や祖母の世代が多いのですが、「女性として生きるのはつらいね~」という話だけでなく、若い女性たちにつらさを与えてないかね~という反省も少々。教会が、どんな世代の女性たちにも開かれ、居場所であるようにと願いつつ・祈りつつ、学びを終えて、ともに祈りを合わせました。

一か月のお休みをいただいて、また9月から学びを再開。皆、お元気でお会いできることを楽しみにしています。

テキストの『新約聖書』と資料