卒業を迎えた中高生たちが、たくさん参加してくれて嬉しい礼拝でした。4月から始まるそれぞれの新しい歩みが祝されるように祈っています。
説教は、「御心のままに」マタイによる福音書26章31~46節。イエスさまが、十字架を前にゲッセマネという園で祈りをささげられた箇所です。イエス様は、受難が身近に迫っていることと、弟子たちの弱さゆえの裏切りをも予想しつつ、なお共に食事をとられます。しかし、肉体を持つ人間となられたイエス様は、神の子とはいえ人間と同じ苦しみを味わわれたのです。「死ぬばかりに悲しい。私から離れないで、目を覚ましていてほしい。」と、弱さを持つ弟子たちであることを承知で願われるイエス様。案の定、目を覚ましていることのできない弟子たちですが、それでもなお、愛し抜かれるイエス様。そして、眠ってしまう弟子たちをそのままに、最後の祈りを神さまに注ぎだします。「出来ることならば、この杯を飲まなくてもよいように。しかし、み心のままに」。3度祈られたイエスさまの負っておられる重荷を思います。3度の祈りの後、とうとう「時が来た。立て、さあ行こう」と立ち上がられたイエス様を思いつつ、この1週間を過ごしていきたいと思います。