2月に教会から補助を頂いて参加した研修では、テゼ(超教派の男子修道会)の歌が用いられ、プログラムはその礼拝に導かれているようでした。テゼの歌は神への信頼や信仰の真実を端的に表現する短い歌詞とシンプルなメロディで、それを何度も繰り返します。楽譜はあえて配られず歌詞だけ見てギターのリードで歌います。歌い始めはぎこちなくても、互いの声を聴き合う中で次第に歌が祈りに変えられていく、そんな経験でした。「このような単純素朴な歌によって、わたしたちは一人のときも祈り続け、夜も昼も、そして仕事をしているときでさえ、静かな心の中に歌が響き、祈りは続くのです。」(解説より)

バプテスト教会も一人ひとりが礼拝共同体の大切な声であり祈りです。どの声も大切に聴き合うわたしたちの礼拝を、話し合う中で神さまと共に創造していけたら嬉しいです。(柴田かおり)2024年6月30日週報