私は59歳で会社を早期退職しました。当初は定年まで働き、その後も65歳まで働くつもりでいました。しかし不思議なもので、沖縄の実家では若年性認知症の姉と両親を、姉の息子夫婦がみていましたが離島への移住が決まり、私が介護するため戻る決断をしました。定年後半年で介護の資格を取り、沖縄に帰って週三回の介護施設での勤務と週一回の訪問介護の仕事をしながら、両親と姉の介護をしました。朝に姉と父のデイサービスへの送り出し、朝昼晩の食事の準備、掃除、洗濯と最初の年はとても忙しく動いていました。今考えるとよく耐えられたなと思います。その中での救いは、週一度の祈祷会でした。そこで兄弟姉妹や先生との交わり、聖書の学びが心に平安をもたらしてくださいました。
私にとって「キリストの愛に生きる」とは、「時は神様からのプレゼント」人生は一瞬だから楽しむべき、つらいことも楽しみながら過ごすことだと思います。今思うと姉と両親の介護は、経験したことのない出来事でした。その忙しい中での60歳で沖縄フルマラソンに参加し完走できたこととか、両親の介護の時間は「神様からの時のプレゼント」でした。(S.K)2024年9月15日週報