沖縄戦から77年、今週「慰霊の日」を迎えます。本日は、礼拝の中でUさんからお話を伺います。祈り心でお話を伺いつつ、かけがえのないお一人おひとりを思い起こしつつ、改めてここから、「平和をつくる者」として遣わされてゆきたいと願います。
沖縄戦で20万人余りの方々が命を奪われました。あまりにも膨大な数です。こんな惨劇が二度と起こる事のないように、祈りつつ平和を求めてゆきます。ただ、数字は事柄を明確にする一方で、大事なものを見えなくさせることがあります。改めて私たちは、一人ひとりの命の物語がそこにあったことを共に想起したいのです。
神学者モルトマンがこんな言葉を残しています。「忘却が優勢を占めるところでは、死者たちはもう一度殺される。痛みを伴う想起の中で希望が保存される。思い出すことが救済を早める。」 柴田良行牧師 2022年6月19日週報