沖縄戦から80年、今年も6月23日慰霊の日を迎えます。琉球新報の記事で、壕の入り口の日本兵が投降をゆるさず、逃げ場を失って「強制集団死」に追いやられた出来事を大屋初子さんという方が語っておられました。当時9歳だった彼女が目にするには、あまりにも痛ましい出来事です。けれども、その親族同士で殺し合わざるを得なかった痛ましい出来事を、大家さんは語り続けてこられたのです。「軍は住民を守らない。どれだけ悲惨なことかを分かって欲しい。」ただ一方で、大家さんは80年経って、沖縄戦が風化されてきていることを肌で感じ取っておられます。
大家さん同様、渾身の想いで沖縄戦の悲惨な出来事を語ってくださった先に召された先輩方の姿を思い起こします。その方々の切なる声を新たな思いで心に刻み、神が創造された命を二度と傷つけ合うことのない平和をつくり続けてゆくこと、それこそが、真の意味での慰霊であると思わされています。(柴田良行牧師)2025年6月22日週報