今年も降誕節を前に世界バプテスト連盟女性部「世界祈祷日」月間を過ごしています。
世界は闇に包まれ私たちの祈りを必要としているように思えます。第二次世界大戦後にバプテスト女性たちによって始まった「お互いと世界のために一つとなって祈る週間」は、戦争で傷付いた多くの女性・子どもたちへの祈りから始まりました。残念ながら、その祈りが必要のない時代は今にいたるまで来ていません。むしろ闇が深まっているようにすら思えます。
しかし、闇が深ければ深いほど小さな光が輝いて見えるように、闇の中に立ち続けられる主イエス・キリストの祈りに連なって祈る者とさせて頂きましょう。そこに希望があるのですから。
昨年に続き、パレスチナを覚えて祈ります。聖書の歴史に親しむ私たちはその舞台であるパレスチナの歴史にも親しみたいと思います。イエスさまはユダヤ人としてパレスチナに住み、隔ての壁を超えて人々を繋ぐ平和シャロームのために今も生きて祈り働いておられます。(柴田かおり)