先日、TVの番組である方の特集を見ました。その人が俳句をはじめた理由は、教員として子どもたちに自分の気持ちを言葉にする技術を身に着けて欲しいと願ったからだと言っていました。その人はよくコメントで「季語の力を信じる」と言われます。私は俳句をしないけれど、言葉の力を信じる気持ちは少し理解できます。長年教会に通っていると、聖書の言葉が人を生かしも殺しもすることを身近に経験することがあります。聖書は100%神の言葉でありつつ、100%人の手を通って書かれた言葉でもあります。このクリスマスに、人が生きる事を願う神の言葉の力を信じて、聖書自身が語る「言」にもっと耳を傾けたいと願っています。互いが互いの言葉に耳を傾けられるように。(柴田かおり)2021年12月12日週報