幼稚園の今月のみ言葉は「主の祈り」です。園児たちが主の祈りを少しずつ覚えてゆく姿に毎年感動させられています。やはり、年長さんは年少児からの積み重ねの中で、自信を持って大きな声で祈っています。その祈りの声を聞きながら年少さんたちも祈りをあわせているのです。私たちもそうではなかったでしょうか。教会の方々の祈りを聞きながら、少しずつ「主の祈り」が身体になじんできたことと思います。
弟子たちは、イエスさまの祈りの声を聞きながら、その主の声に重ねるようにして祈っていったでしょう。主イエスの声を中心に、弟子たち一人ひとりの祈りがその中に重ねられていたのです。私たちも礼拝の中で、「主の祈り」を祈るとき、皆さん一人ひとりの声が聞こえてきます。そして、それらの声の向こう側から、弟子たちに祈りを教えてくださった主イエスの声が聞こえてくるのです。弟子たちと同じ経験をしているのですね。なんと幸いなことでしょう。(柴田良行)2023年1月15日週報