ずっと待ち望んでいたクリスマス。最初に天使は、神から最も離れているとされていた羊飼いたちにクリスマスのグッドニュースを伝えました。街道に集い、聖書に精通し「神に近い」と自負している人のところではなかったのです。それが、ルカ福音書の使信です。つまり、当然初代教会に真っ先に天使は、主のメッセージは来るとの思い込みを砕いているのです。
今を生きる私たちも、教会に天使が真っ先に来ると考えているところがあるかもしれません。そして、教会こそがかわいそうな羊飼いたちに教えてあげようと。でも、ルカ福音書はそれをひっくり返しました。人々は羊飼いから天使のメッセージを教えてもらったのです。クリスマスに関して、私たち(教会)は、羊飼いから教えてもらわないといけないのです。まさに神の奥義です。(柴田良行)2019年12月22日週報