首里バプテスト教会の女性会が、コロナ禍で例会に集まることが出来なくても文書で交わりを続けたいと始めた女性会の会報『ディアコニア』は29号となりました。2022年5月に出した第1号に『ディアコニア』誌のタイトルにつけたギリシャ語のディアコニアという言葉の意味について「食事の接待も執事の務め(言葉による宣教)も含み」とあります。その根拠はマタイによる福音書8章15節の、シモンのしゅうとめが癒された後イエスさまと弟子たちをもてなした、という箇所です。もてなしと訳されている言葉がディアコニアなのです。そのようにディアコニアの意味の広さから考えると、シモンのしゅうとめはもてなし(食事の接待)をしたと訳すこともできますが、そうではなくて、弟子として宣教の働きに仕えたとも読めるのです。イエスさまの周りには、男女問わず大勢の弟子たちがいて、彼女・彼らは様々な形でイエスさまに仕えていました。そして、イエスさまも“仕えられるためではなく仕えるために”来た(マタイ20:28)と言われました。

私たちは仕える=キリストの愛を生きるために、それぞれに違った賜物をいただいています。その賜物を見つけて発揮して仕えることは、私らしく生きるということであり、キリストの愛を生きる喜びの生き方なのでしょう。(柴田かおり)2025年3月23日週報(執筆者の加筆あり)