先日Aさんが自分の好きな本ということで、『主の祈り イエスと歩む旅』を読ませてくれました。ちょうど東京へ旅するところで、私は旅が苦手で、以前旅の中でパニック発作を発症したことで、今でも毎回、緊張と薬とみんなの祈りをもらって旅に出かけています。
本の中に、主の祈りの最初の「み名をあがめさせたまえ」という祈りが、「わたしたちがあなたのみ名を聖なるものとすることができますように」というより、「あなたがあなたのみ名を聖なるものとしてください」とイエスさまは祈っている、とするほうがふさわしいと書かれていました。実際にイエスさまがこの祈りを祈られたこと、主の祈りには奥行きがあることを新しく考えさせられました。
今回の旅で「み名をあがめさせたまえ」が、わたしにとっての「神の国が私たちの間にすでに始まっていることを見させてください。この雑踏の中にこそ!」という奥行きになり、旅を住み家とされたイエスさまの主の祈りは、私たちの宝物と実感しました。(S.S)2024年10月20日週報