11日午後5時より、首里カトリック教会において県民クリスマスが開催されました。教派を超えて共に礼拝をささげ、クリスマスを祝ったのです。特にその礼拝の中で静まり返った時は、在沖ミャンマー人会代表の方とウクライナ避難民支援の方の報告の場面でした。ミャンマーの状況はなかなか報道されませんが、昨年の軍のクーデター以来、おびただしい命が連日奪われ、食糧、医療品不足で劣悪な状況に置かれていることが報告されました。ウクライナの方の報告も衝撃的でした。
ミャンマーの方(クリスチャンではない)が、「クリスマスの時にこんな暗い話でごめんなさい。でも、大事な命が奪われていることをどうか覚えてください。」と懇願された時、会堂全体がそれらを精一杯受けとめ応答してゆく雰囲気に包まれました。同時にその時、主が会堂全体にクリスマスの喜びを与えておられることも実感しました。クリスマスを祝う事の意味を教えられた「時」でした。(柴田良行)2022年12月18日週報