首里バプテスト教会は来年で70年を迎えます。教会の誕生日は、通常伝道を開始した日ではなく教会組織を総会決議した日と考えます。母教会の支援を受けて伝道所として何年か過ごしたのちに組織(人数)や経済力が備わって、やっと教会として独り立ちすることが出来ると考えるからです。首里教会が伝道を開始して半年で教会組織出来たのは、初代牧師の調正路師が日本バプテスト連盟の宣教師として派遣され、同連盟からのたくさんの祈りと献金があったからだと思います。そのことに感謝しつつ、そこから70年の間ずっと途切れず続けられた首里教会の主日礼拝の歴史に、私たちが連なっていることに厳かな敬意と主の憐れみ、恵みを感じます。
主日礼拝は、司式、説教、奏楽、音響、受付、生花などの奉仕者が欠かせません。それに加えて、新来者や来会者を案内したり気遣ったり、耳の聞こえ、聞き取りが難しかったり、長時間座っていることが辛い方などが心地よく礼拝に参加するための奉仕もたくさんあります。神さまに心を向けるからこそ、隣りに座って共に礼拝する人が見えてくる。バプテスト教会の学びの中で「バプテスト教会は自覚的信仰者の契約共同体」だと学びました。自ら主イエス・キリストこそ救い主と告白した私たちの群れ(共同体)の主日礼拝は、イエスさまがおっしゃった律法「神さまを愛し、隣人を愛する」の実践なのだなあと思わされます。
70年の節目に首里教会は自分たちの「信仰告白」文を作成する予定です。せっかくなら「首里教会(私たち)の信仰告白」を話し合う中から、私たちの主日礼拝も話し合い、作っていけたら嬉しいなあと思います。(礼典部・柴田かおり)