首里バプテスト教会では、毎年1月1日に新年礼拝をしています。今年も、2020年を迎え、1月1日に70名弱の方々が集まりました。
説教は、「あなたの夢が」マタイによる福音書6章8~10節の主の祈りの冒頭の箇所から、柴田良行牧師がされました。
マリアにおめでとうと告げた天使は、首里バプテスト教会にもおめでとうのチャレンジを下さいます。それに応えるために私たちはどうしたらいいのか、それは「主イエスを見つめつつ、共に」という教会主題に尽きると思います。
マタイ6:8「彼らの真似をするな」は、当時異教徒が神に熱心に祈りをささげればささげたほど願いはかなうという自己中心の神利用に対して間違っていると伝えたものです。神さま=私たちの父は、私たちの願いを既にご存知であると。
イエス様は、その祈りの冒頭で「父よ」と呼び掛けていますが、これは原語によりますと「父ちゃん」というような親しみを込めた言い方です。マタイ7:9~10には、父は子を愛するゆえに子の願いを知っているし、与えるものだと言います。放蕩息子のたとえの父のように、神とはどんな子でも、どのような状況になっても、愛し慈しむのだというのです。だから私たちは、この父に向かって安心して願い、祈り、信頼してよいのです。そうして、神様に向き合って素直な思いを伝える時に、次にどうしたらよいのかが与えられるのです。
2020年、どんな年になるでしょうか。どうしようもなくなった時、ぜひこの父を思い出してほしい。普段は教会に来ていなくても、祈っていなくても、神さまのことを忘れていたとしても、それでも神は喜んであなたを迎えてくださいます。祈りを聞いてくださいます。そして、祈りの中であなたの夢が神さまの夢と重なるときが来たら、前に進んだらいいのです。