毎年11月第一月曜日は世界バプテスト連盟女性部主導の世界祈祷日です。沖縄では11月一か月間を世界祈祷日月間として、共に祈り献金をする取り組みをしています。

2023年の世界祈祷日テーマは「命の息吹」です。

聖書個所「神の霊がわたしを造り、全能者の息吹がわたしに命を与えたのだ。」ヨブ記33章4節

**世界祈祷日の歴史**
世界祈祷日は、世界バプテスト連盟(BWA)女性部の中心的な生命線です。世界祈祷日は、第二次世界大戦の後、神の平和の源である恵みをもって始まりました。戦争は、それまでの人々の暮らしや、キリストにある交わりも打ち壊しました。彼女たちは喪失感、不安、疑念、そして恥辱の傷みを抱えていました。その傷は、主に共に祈ることで癒されてきたのです。
1948年に、BWA女性委員会委員長の呼びかけで集まった女性たちが11月の第一週目を「お互いと世界のために一つとなって祈る一週間」とすることに決めました。これをきっかけにその2年後の1950年、世界中の姉妹と共に、互いのために祈り合うバプテスト女性祈祷日が制定されました。
現在ではバプテスト教会のある国と地域のほぼ全て、156の国と地域で、80以上の言語に訳されたプログラムを用いて、祈祷日の祈りを共にしています。
戦争の傷跡から、霊的な交わりと一致を求める願いによって生まれた祈祷日では、多くのバプテストの女性たちが今も戦争の被害や孤独に苦しみ続けていることを覚えていくことが大切です。多くの国に、暴力の渦中で祈っている女性たちがいます。祈祷日の参加者は世界中の女性たちと連帯し、互いに強められ、希望をもたらし合う、霊的な絆を与えられます。私たちは祈りを通して愛のうちに壁を壊し連帯していきましょう。手を取って主を見上げながら十字架のもとに共に立つ時、混乱と破壊の世界に癒しと希望がもたらされます。祈祷日は私たちにとって、闇を照らし、世界、そしてすべての人を愛す、最大規模の恵みです。(2020年世界祈祷日冊子より)

* * 2023年世界祈祷月間(11月)の祈りの課題 * *

アジア(20か国36団体)〇国政選挙 〇自然災害と環境保護 〇内戦と紛争 〇経済危機の中での貧困と苦難 〇信教の自由

北アメリカ(2か国15団体)〇ジェンダーに基づく暴力 〇環境正義 〇健康 〇女性と貧困 〇人身売買

太平洋(7か国7団体)〇パプアニューギニア女性の識字能力支援 〇サイクロン被害からの復興 〇女性に対する家庭内暴力と性的暴力のまん延 〇先住民族の権利を守る 〇フィジーの女性を元気づける

アフリカ(37か国)〇暴力 〇教育の公平性 〇健康と福祉 〇気候変動 〇教会の影響力

ラテンアメリカ(21か国25団体)〇福音を広める 〇次世代を励ます 〇宣教の働きを通じて必要を満たす 〇未来の指導者を励ます 〇予期せぬ妊娠に直面する女性を支える

カリブ海(17か国17団体)〇女性の安全 〇牧師、リーダー、宣教師 〇地域の教会 〇国と政府 〇家族と若者

ヨーロッパ(中東を含む52か国)〇つながりを強める~敵意と憎しみではなく愛と一致が優先されるように 〇宣教と伝道を導く~地の塩・世の光となれるように 〇貧困に対する取り組み~特に戦争避難民とボランティアのために 〇信教の自由、人権、正義を守るために~宗教や性別による暴力が家庭や教会からもなくなるように 〇教育と訓練の推進~女性リーダーが学び立てられるように 〇緊急祈祷課題より~イスラエルの17の教会、ガザバプテスト教会を含むパレスチナの13の教会の為に