6月9日はペンテコステの主日礼拝でした。中高生の部活などが一段落したのか、たくさん来てくれました。また、久しぶりにお顔を見せてくださった方や初めて来てくださった方もいました。なかには、ミッションの学校の宿題で訪れてくださった方もいて、嬉しい礼拝でした。

使徒言行録の2章には、イエスさまが天に帰って行かれた後に使徒と呼ばれる弟子たちに聖霊が降ったという出来事が語られています。でも、今日のメッセージは、その箇所ではなくて、使徒言行録10章44節からの「異邦人のペンテコステ」といわれる個所からでした。
はじめにイエスさまを救い主と信じた人たちは、ユダヤ人のクリスチャンでした。でも、福音はユダヤ人だけにはとどまらず、激しい迫害の中散らされていったユダヤ人クリスチャンを通して、異邦人へと伝えられ、異邦人クリスチャンが誕生し、異邦人の教会も出来ていくのです。そして、キリスト教はその異邦人教会の人々がはじめて「クリスチャン」と呼ばれるようになって誕生するのです。

聖霊と聞くと、霊的な神秘的な何かと思いがちです。確かに、不思議ではあるのですが、聖書では聖霊は「霊」というよりも「風」のようなものだと教えています。聖霊が働くとき、私たちは勇気をいただいて前進出来たり、怖れず主を信じることが出来るのです。そんな聖霊を的確に歌った讃美歌を紹介します。こどもさんびか改訂版94番「ふしぎなかぜが」です。

1、不思議な風が、びゅうっと吹けば、なんだか勇気が湧いてくる。イエスさまのお守りがきっとあるよ。それが聖霊の働きです。主イエスの恵みは、あの風と共に。
2、不思議な風が、びゅうっと吹けば、いろんな言葉の人達も、その日から友達にきっとなれる。それが教会のはじまりです。世界の平和もあの風と共に。
3、不思議な風が、びゅうっと吹いて、心の中まで強められ、神さまの子どもにきっとなれる。それが新しい毎日です。私の命もあの風と共に。