昨年から、首里バプテスト教会の幼稚園である光の子幼稚園の開園とその歴史を覚えて、記念礼拝をするようになりました。キリスト教の理念に基づいた幼児教育を教会の業として、教会創立とほぼ同時にはじめた先輩方の思いを受け継ぎ、幼児教育・保育を取り巻く環境が激変する今だからこそ、祈りをあわせていく必要を感じたからのことでした。
今年は、草創期に教諭として幼稚園を支えて下さったM.Yさんにお話をしていただきました。1950年代後半~60年の頃で、沖縄の社会自体が混乱している中で幼稚園をはじめたためにあった苦労や、そんな中で出会った方々から刺激を受けて、ご自身が幼児教育に使命を感じ学ぶために進学されるまでのお話しは、とても興味深いものでした。お話しに出てくる先輩・後輩が今も礼拝に出ておられる方々だったり、当時の教え子が大人になって一緒に話を聞いているのも、「成長させてくれるのは神」というみことばを確認するような出来事で、礼拝後に一緒に写真を撮っている姿もまた、当時を知らないものでも感動的でした。
礼拝の中で、幼稚園の歴史を物語る写真たちが、美しいピアノ演奏と共に紹介されました。教会員の方はアーカイブから見ていただけます。歴代の先生方の若かりしお姿や古い園舎・園庭での子どもたちの変わらぬ笑顔にも出会えます。ぜひ!