緊急事態宣言がなされ、会堂での礼拝もしばらく持てなくなりました。また、外出も制限され、これを機に読書をする方も多いかと思います。

読書をすると直ぐ寝てしまう私でも、以前にトルストイの寓話集は眠らずに読みました。有名なのは“イワンのバカ”ですが、他にも“3人の隠者”など信仰に関わる話が沢山あります。

イワンは、素朴な性格からくる信仰で、イワンに悪さをする悪魔と小悪魔たちに無意識の内に打ち勝ち、3人の隠者(修行者)は、“神に正しく祈りたい”と云う信仰から、無意識(普通に?)に海の上を走って船を追いかけます。

私には無理と知りつつ、この様な素朴な信仰に憧れます。でも一人、素朴な信仰の先輩を知っています。その人は田舎の村の集会所で、ただ礼拝を守りたい信仰から、形にこだわらず、司会、奏楽(声)、メッセージを一人でなさって、数人の子供たちと楽しく主日礼拝をまもっていました。(N.M)2021年6月6日週報