6月第二主日を「花の日」として、これまでも花かごを作りお届けしてきました。由来は、米国マサチューセッツ州チェルシイ市のメソジスト教会で始められた、持ち寄った花を子どもたちが携えて、地域の病院や施設を訪問するプログラムです。神さまの創造の素晴らしさと、隣人を愛する大切さを実践的に学ぶこの日は、「こどもの日」と定められ、今では日本のプロテスタント教会も「花の日・こどもの日」として受け継いでいます。

日本バプテスト同盟の機関紙『JB』6月号に、渡邊さゆり氏(彰栄学園宗教主任)がこの日を紹介する文章「平和を祈る日となりますように」を書かれています。そこに、今年2月初旬、ミャンマーで国軍の暴力が始まった当初、世界に拡散された写真~武器を持つ青年に民衆がバラの花を渡しているもの~を紹介され、「非暴力とはその人に向かってバラの花を渡すことだとわたしたちに教える写真」であり、花の日のプログラムは「地域奉仕に留まらず、花、はかなくももっとも平和的で非暴力のチカラをもつ神の指の業に触れるプログラム」として子どもたちと共に神の平和を祈る日としたいと述べられていました。

私たちの小さな愛の業も、神の指の業の働きに助けられて「良いもの」となりますように。(柴田かおり)2021年6月13日週報