連日の千葉県での水害のニュースに心を痛めています。以前は、いつか来るかもしれない未来だったものが、今ではすでに起こっている現実になっています。
神学者モルトマンは、『希望の倫理』の中で、地球を、人間が自由に扱ってよい所有物ではなく、神との契約の中におかれたものとして伝えています。だからこそ、そこには、大切に守り次の世代へと手渡していく責任が伴います。この倫理の土台にあるのは、まさしく希望です。彼にとって希望とは、何とかなるだろうという楽観ではありません。神がこの世界を見捨てず、新しくされるという約束を信じ、その未来を今ここで先取りして生きることです。
だからこそ、絶望しないこと。そして、無関心にならないこと。暮らしを少し見直すことも、被災した人々を支えることも、自然を自分たちの所有物ではなく神の創造として大切にすることも、希望を生きる一歩です。世界が暗く見える時にも、なお命を選び、守り、つないでいく。キリスト者の希望は、そこに形をとって現れてゆくのです。(柴田良行牧師)2026年9月27日週報
