本日、創立七十周年記念礼拝を迎えました。歴史を振り返ることは、単に懐かしむためではありません。歴史家のE・Hカーは、歴史とは「現在と過去との対話」だと語りました。終わった話を記憶することではなく、今を生きる私たちが絶えず過去に問いかけ、過去もまた語りかけてくる、生きた営みだという視点です。
これは、ルカによる福音書24章13~35節に記されている、エマオへの道を歩いた弟子たちの経験にも重なります。彼らは、後になって初めて「あれは主だった」と気づきました。その時は分からなかった神の導きが、振り返ることによって見えてくるのです。首里バプテスト教会の七十年もそうでしょう。多くの先輩方一人ひとりの祈りと信仰のあゆみの上に、今、私たちは立っています。この歩みは、当たり前ではありません。主が起こし続けてくださった奇跡そのものです!
振り返ることは、前へ進むための力となります。主が共にいてくださったという事実は、これからも共にいてくださるという、次への信頼と勇気になります。今日を喜び祝いつつ、新しい歩みへと共に踏み出してまいりましょう。(柴田良行牧師)2026年8月23日週報